立秋〜秋が来たから、空をみあげよう

立秋 二十四節気 十三番 太陽黄径135度 今の暦では八月七日ごろから処暑まで

七十二候

  • 初候 涼風至る(りょうふういたる)
  • 次候 寒蝉鳴く(ひぐらしなく)
  • 末候 蒙霧升降す(のうむしょうこうす)

まだまだ夏真っ盛り!ですが、暦の上ではもう秋。

暑さは夏の名残として捉え、「残暑」となります。

(暑中見舞いから残暑見舞いになります。)

 

暑いとはいえ、この頃から少しずつ「小さい秋」が見つかります。

この時期一番の見所は、何と言っても、空。

どんと高くそびえ立つ入道雲に変わり、巻雲、巻積雲や高積雲などがあらわれてきます。

どれも昔から、「天気が変わる」目印にされてきた雲です。

巻雲とは、刷毛で描いたような美しい雲で、「すじ雲」とも言われます。

巻積雲とは、小さな雲がたくさん並んだもので、「うろこ雲」とか「いわし雲」などと言われます。

高積雲とは「ひつじ雲」のことです。

 

中でもおすすめは「夕方のすじ雲!!!」

清少納言が「秋は夕暮れ」と言い切るほどに、日本人は秋の夕暮れを愛でてきました。

この時期は日暮れが徐々に早くなり、大気中の湿度も下がってくるため、夕焼けはいつもより美しく感じます。

そんな夕焼けの美しさを倍増させる役者が、すじ雲なんです(あくまで私見)。

その理由は二つ。

1)高いところにできる

 澄んだ秋空をより高く、感じさせてくれます。高いところにあるので、夕暮れ時に一番遅く色づきはじめ、低い雲が黒くなりはじめてもまだ明るく輝きます。

2)形が実に多彩。

 薄く変化しやすい雲なので、斜陽に照らされると、ピンク、黄色、オレンジと実に多彩な表情を見せてくれます。

 

なんとなく力が入っていた夏仕様の心と体を、ふっと緩めてくれるような柔らかな美しさです。

ぜひ夕暮れ時を楽しみに、まだまだ暑い日中を乗り越えましょう!