花が笑う。
2018年3月13日 2018年9月5日

もうすっかり春ですね。
我が家の長女は今週卒業式。振り回されてバタバタしています。
実は今年度、私もひっそりと大学を卒業しました。
卒業式もあるのですが、なんと長女と同日…ということに、昨日気づきました…。
完全に失念しとった…私なりに頑張って手にした卒業ですが、やっぱり娘のそれとは重さが違います。
さてさて、我が家のあんずが咲き始めました。
今日は[咲く]にまつわるお話です。
花が咲くことを「笑う」というのを聞いたことがありますか?今日まさにご出産のニュースが流れていた「武井咲さん」のお名前。[咲]を[えみ]と読みますが、これは実はとても素敵なセンスなんです。正直私、ずっと「さき」さんだと思ってました。
「笑う」という字は、[竹冠]に[夭]と書きます。
[夭]とは若い女性(巫女)のしなやかな様を表す象形文字で、[細くしなやか]という意味があるそうです。([妖]なんかまさに、ですね。)
実はもともと、[笑]には[くちへん]がついていて、細い竹の切り口のように、口をすぼめて笑う様子を意味していました。
大口開けてがははと笑うのは、古語的には[笑う]ではないんですねー。
この漢字自体はいまではもう使われませんが…
実は[咲]と言う漢字の右側、[笑]の略字なんです!
つまり[咲]と[笑]はもとは同じ漢字。
中国では花は[咲く]のではなく[開く]ものだと聞いたことがありますので、何がどうなって、日本では花が[咲く]になったかはわかりません。
ただ、「咲く」と「笑う」が同じように使われるのって、なんかええですね。
花が笑う、私も笑う。
花が笑う、笑顔咲く。
なんかすごく、春っぽい。(語彙力ないな…)